以前も思い付きレベルでちょこっと書いたけど
最近は整い過ぎたヘアスタイルより
片側だけハネてるようなリキんでない雰囲気もイイよね~なんて思ってます。
しかし勘違いしてはなりませぬ
基本的に
「ハネちゃったスタイル」と
「ハネを活かしたスタイル」は
心意気からして全然違うので・・・
ハネちゃった毛先にならないように、今回は毛先をキレイにおさめるコツをレクチャーしてみます。
たまーに
なんて悩みを聞いたりしますが、一生懸命ブローしてるのにどーしてハネちゃうんでしょう?
ということで、まずはハネの原因からいってみよー!
仮にですよ、どんな状況でもハネない 強靭な毛先 があったとしたらどうなると思います?
こちらの絵をごらんください
カールした毛先がしっかりと内に入ってますねー
皮膚の中まで…
内に入ってるっていうか…もはや刺さってます。
痛いです。
こんな感じでオッケーなワイルド人はそのままで大丈夫。
その勢いでたくましく生きていって問題なし!
この先ツラい事もあると思いますがいろいろと頑張ってくださいねー。
痛いのはちょっと…というみなさん
さぁ我々は先を急ぎましょう。
イラストだと皮膚の中までグイッと毛先を内に入れられるのですが
現実世界ではなかなかそうはいきません(刺さってもイヤだけど・・・)
で、行き場を失った髪はこうなります。
曲がった髪が行き場を無くしてクルンと裏返ってハネちゃうんですね。
じゃあどうすれば裏返らないか、それは・・・
曲がった毛先が収まる空間を作ってあげれば良いんです。
空間が出来るとこんな感じに
ハネずにおとなしく収まっていますね。
居場所をつくってあげると
あんなにじゃじゃ馬だった毛先のカールがお行儀良くたたずんでくれるんです。
という声が聞こえてきそうなので、
毛先の 居場所が出来ない原因 と 作る方法 について説明しますね。
ハネやすい毛先はちゃんとブローしてますよね?
では根元~中間はどうしてますか?
上で書いた「毛先の居場所」を作るには、毛先を支えてる 根元~中間 を持ち上げてあげる事が重要なんです。
確かに内側からスプレーとかで固めても多少は持ち上がった状態でキープされます。
でも一番大切なのは下地作り。
その中でも根元の立ち上がりはとても大切。
一本の髪の毛を見たとき、中間~毛先の重さを一手に支えているのが根本です。
ここが寝ていると、いくら中間から毛先を一生懸命ブローしても
全体がぺたっとして毛先の行き場がなくなるのでハネやすくなってしまうんです。
特に耳上などの生え際の髪の毛は毛穴から寝て生えているので生え方からの修正が必須。
なんだか小難しい雰囲気が漂ってきましたが
理屈がわかれば簡単 なので次は根元の立ち上げ方をお教えしますね。
髪の毛の中には水分量によって切れたりくっついたりする水素結合というものがあって
この結合の影響で髪の毛は、濡れてると柔らかく、乾くと硬くなる習性があります。
その習性を利用してブローなどで真っすぐしたり曲げたりしてスタイリングしてるんですね。
寝ぐせが直らなくて濡らして直した経験ってないですか?
アレはまさしく水素結合を一旦切って再結合させて直してるんです。
なので、髪の毛を形づけるには乾かす過程がとても大切。
(ブローやアイロンも髪に残った水分を利用して乾かしながら形をつけてます)
これはもちろん根本の立ち上げにも一番大切なポイントなので
乾かす段階からこのように根本を上に向けながら乾かすと
ふんわりとした空間、すなわち「毛先の居場所」が出来るんです。
この時になんとなく髪の毛を上に向けて乾かすだけだと根元は下にたるんでたりするので
根元からしっかりと上に持ち上げて乾かすのがコツ
居場所が出来たら、あとは好みに合わせて毛先をカールさせてあげると
ハネにくくキレイに収まった毛先の出来上がり♪
ということで、スタイリングはお風呂あがりからはじまっています。
乾かす段階からしっかりとベース作りをして「ハネちゃったスタイル」から卒業しましょう♪