・接客をしない
以上!!
うん、ふざけんな、ですよね。
いや、世の中いろいろと「接客テクニック」なんてものがあると思いますし
その「上質な接客」などに需要があるのは重々承知してますので否定はしません。
しかし自分はそもそも「接客テクニック」なんてワードに虫唾が走るたちなもので、自分なりの接客?接遇?なんてものを語ってみようと思う次第です。
まずは、最初に書いた
どういう事かというと、
お客さまはもちろん大切な人なのですが、俗に言う「お客さま」と「店員」みたいな距離感はなんだか寂しく感じてしまうんですよね。自分は。
感謝の気持ちは忘れずに「接人」といいますか、人と人として接したい。
美容師という職業柄、まずはその人と仲良くなりたいと思う。
遠い知人より、近しい家族や友達のほうが、ライフスタイルや好みも想像しやすいと思いません?
仲良くなれたほうが、よりその人に似合うヘアスタイルをイメージ出来る。
だから時にはお客さんと意見が違ったとしても「お客さま」だからと迎合したりしません。
しっかりと人と人としてお話して分かりあいたい。
若い時はコレが原因でカウンセリング時にお客さんと険悪なムードになる事もしょっちゅうあったけど
(僕と働いた事ある美容師は激しく頷いている事でしょう)
今は話の聞き方伝え方が(当時よりは)上手くなったので、楽しくコミュニケーション出来るようになりました(たぶん、笑)
話を戻すと「接客テクニック」などに頼らず、人と人として仲良くなれたらいいなと思って接しています。
接客に限らずカテゴリーで分別するといろいろと楽ですよね。
「20代前半の女子にはこんな感じで」とか
「あの人はお子さんのいる主婦の方だからこういった対応で」とか
一見考えているような感じもするし、応対するパターンが少なくなるので便利に見えるけど
自分だったらイヤじゃね?
僕はカテゴリーに分けられるのなんてすごくイヤです。
「40代、おっさん、エロそう」
イヤ過ぎです。
仮に「40代、おっさん、エロそう」が間違ってなかったにしろ、カテゴリーに分類ぜす僕個人と向き合ってくれた方が嬉しい。
モノじゃないんだから。
だから一切カテゴライズしません。
阿波連大竜さんの特徴として(41歳のエロそうなおっさん)があるわけです。
(Googleよココは拾わないでくれ)
なので「お客さまタイプ別接客術」とか
バカなの?アホなの?
と思ってしまいます。
美容師でいうと
この女性のお客さまは50代のコンサバ系だからこんな感じに。
とか、その方のもつ魅力の可能性をぶっ潰して、自分のイメージするカテゴリーに強引にねじ込む感じ。
もう最悪です。
美容師辞めちまえとすら感じます。
自分なら個として接して欲しい。
ただそれだけの理由です。
VoguAでは「いらっしゃいませ」を言いません。
なぜなら想いが込めにくいから。
そのかわり、「こんにちは」とか「こんばんは」といった挨拶をします。自然に。
だって日常で「~ませ」とか言う育ちしてないもの(笑)
「こんにちは」とか「こんばんは」とかなら来てもらって嬉しい気持ちが勝手に入るし♪
その他の定型文も極力使わない。
でも、どうしても同じ言い回しになってしまうワードってありますよね。
そここそ要注意ポイント。
例えば美容院だとカット前等、お客さんにクロス(ケープ)を掛けて首のところを留めるんだけど
「お首は苦しくないですか?」
とか聞くわけです。
この「お首は苦しくないですか?」が心無い定型文になったらアウト。
逆に極論を言うと、心さえこもっていれば言い回しはなんでもいい。
なんでもいいというか、心ある言葉が自然と出てくる。
それが「人」とのコミュニケーションだと思うんですよね。
心無い定型文、使ってませんか?
こういった人と人のコミュニケーションにコツみたいなものがあるとしたら
それは「テクニック」や「術」なんてものではなく
「心」
だと思うんですよね。
心があるからお客さんに届くし
心があるから自分も苦しくない。
マニュアルに頼るのは事柄によっては悪くないと思うけど
人には人の数だけマニュアルがあるはず。
その人の個を感じて「人」として接する事が大事なんじゃないかなと思います。
あ~なんかいい話みたいにまとまっちゃったな~
「40代、おっさん、エロそう」
な人が書いてるというのに。。。
なんてこったい/(^o^)\