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僕の場合の接客の極意

2014年12月17日

 

・接客をしない

 

以上!!

 

うん、ふざけんな、ですよね。

いや、世の中いろいろと「接客テクニック」なんてものがあると思いますし
その「上質な接客」などに需要があるのは重々承知してますので否定はしません。

しかし自分はそもそも「接客テクニック」なんてワードに虫唾が走るたちなもので、自分なりの接客?接遇?なんてものを語ってみようと思う次第です。

まずは、最初に書いた

 

接客をしない

どういう事かというと、
お客さまはもちろん大切な人なのですが、俗に言う「お客さま」「店員」みたいな距離感はなんだか寂しく感じてしまうんですよね。自分は。

感謝の気持ちは忘れずに「接人」といいますか、人と人として接したい。

美容師という職業柄、まずはその人と仲良くなりたいと思う。

遠い知人より、近しい家族や友達のほうが、ライフスタイルや好みも想像しやすいと思いません?

仲良くなれたほうが、よりその人に似合うヘアスタイルをイメージ出来る。

だから時にはお客さんと意見が違ったとしても「お客さま」だからと迎合したりしません。

しっかりと人と人としてお話して分かりあいたい。

若い時はコレが原因でカウンセリング時にお客さんと険悪なムードになる事もしょっちゅうあったけど
(僕と働いた事ある美容師は激しく頷いている事でしょう)

今は話の聞き方伝え方が(当時よりは)上手くなったので、楽しくコミュニケーション出来るようになりました(たぶん、笑)

話を戻すと「接客テクニック」などに頼らず、人と人として仲良くなれたらいいなと思って接しています。

 

お客さんをカテゴライズしない

接客に限らずカテゴリーで分別するといろいろと楽ですよね。
「20代前半の女子にはこんな感じで」とか
「あの人はお子さんのいる主婦の方だからこういった対応で」とか
一見考えているような感じもするし、応対するパターンが少なくなるので便利に見えるけど

 

自分だったらイヤじゃね?

 

僕はカテゴリーに分けられるのなんてすごくイヤです。

「40代、おっさん、エロそう」

イヤ過ぎです。

仮に「40代、おっさん、エロそう」が間違ってなかったにしろ、カテゴリーに分類ぜす僕個人と向き合ってくれた方が嬉しい。

モノじゃないんだから。

だから一切カテゴライズしません。

阿波連大竜さんの特徴として(41歳のエロそうなおっさん)があるわけです。
(Googleよココは拾わないでくれ)

なので「お客さまタイプ別接客術」とか

バカなの?アホなの?

と思ってしまいます。

美容師でいうと

この女性のお客さまは50代のコンサバ系だからこんな感じに。

とか、その方のもつ魅力の可能性をぶっ潰して、自分のイメージするカテゴリーに強引にねじ込む感じ。

もう最悪です。

美容師辞めちまえとすら感じます。

自分なら個として接して欲しい。

ただそれだけの理由です。

 

定型文を使わない

VoguAでは「いらっしゃいませ」を言いません。
なぜなら想いが込めにくいから。
そのかわり、「こんにちは」とか「こんばんは」といった挨拶をします。自然に。
だって日常で「~ませ」とか言う育ちしてないもの(笑)

「こんにちは」とか「こんばんは」とかなら来てもらって嬉しい気持ちが勝手に入るし♪

その他の定型文も極力使わない。

でも、どうしても同じ言い回しになってしまうワードってありますよね。
そここそ要注意ポイント。

例えば美容院だとカット前等、お客さんにクロス(ケープ)を掛けて首のところを留めるんだけど

「お首は苦しくないですか?」

とか聞くわけです。

この「お首は苦しくないですか?」が心無い定型文になったらアウト

逆に極論を言うと、心さえこもっていれば言い回しはなんでもいい。

なんでもいいというか、心ある言葉が自然と出てくる。

それが「人」とのコミュニケーションだと思うんですよね。

心無い定型文、使ってませんか?

 

僕の場合の接客の極意とは

こういった人と人のコミュニケーションにコツみたいなものがあるとしたら
それは「テクニック」「術」なんてものではなく

「心」

だと思うんですよね。

心があるからお客さんに届くし

心があるから自分も苦しくない。

マニュアルに頼るのは事柄によっては悪くないと思うけど

人には人の数だけマニュアルがあるはず。

その人の個を感じて「人」として接する事が大事なんじゃないかなと思います。

 

あ~なんかいい話みたいにまとまっちゃったな~

「40代、おっさん、エロそう」

な人が書いてるというのに。。。

 

なんてこったい/(^o^)\


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