むかしむかしあるところに
病気などで髪の毛を失った子供たちに髪の毛を寄付する
『ヘアドネーション』
という活動を教えてくれた心優しいお姉さんがおったそうな
その活動を初めて聞いたおじいさんは
「はっ!わしゃ知らんかった…こりゃ大変じゃ!」
と自分のところでも髪の毛の寄付が出来るようにとすぐにJHDACさんに問い合わせてヘアドネーションが出来るようにしました。
それから幾月か経ったある日…
ヘアドネーションの事を教えてくれた女性の妹さんがお店にやってきたので
「久しぶりじゃのお〜」
「元気にしとったか?」
「髪の毛伸びたのお〜」
とおじいさんが話しかけると
「ヘアドネーションしたーい!」
とキラキラした目で彼女は言ったそうな。
「Say what!?」
最近英語の勉強をしているおじいさんは憶えたての英語が飛び出すほどにびっくりしたようですが
特に英語が喋れるわけではないので、その後は何事もなかったように日本語でお話ししながら丁寧に彼女の髪の毛を切ったそうな。
可愛くなって帰っていく彼女を見ながら
「世の中には素敵な姉妹がおるもんじゃのお〜」
と思うおじいさんでした。
めでたしめでたし。